先日のアップデートで、iPhoneおよびAndroidのYoutubeアプリでも60fpsの再生が可能になりました。これでスマートフォン上でもヌルヌル動く高画質の映像が見られるようになったわけです。
60pのビデオを以前Youtubeにアップロードした事があるので、こちらで違いを確認してみてください。
DJI Phantom 2 Vision Plus 60fps TEST - YouTube
右上のメニューから設定をタップすると、画質設定が出来ます。60pで撮影・アップロードされた動画には解像度の後ろに「60」という数字が入っているのでそれを選択すればOK。30pの動画にくらべてヌルヌルと滑かに動いているのがわかるかと思います。
とはいえ、普通にスマートフォンなどでビデオを撮っている人はそこまで解像度とかfpsとかを意識したことはないんじゃないかと思います。そこで今回はビデオの画質を決める2つの要素
- 解像度
- フレームレート(fps)
について解説していきます。
ビデオの解像度って何?
簡単にいうと、画面の大きさです。この数値が大きい方がきめ細かい表現ができることになりますが、その分容量も大きくなります。わかりやすいように図にしてみました。
1280×720ピクセルを720p、1920×1080ピクセルを1080pと表記することが多いですね。Youtubeでの画質設定でもこの数値が出てきます。
720pはHD、1080pはFHD(Full HD)という表記の仕方もあります。HDはhigh definitionの略で、日本だとハイビジョンという方が一般的。
最近話題の4Kというのは1080pの倍、3840×2160ピクセルの動画になります。4K撮影ができるデジカメも最近出ていますけど、再生機器が一般家庭に普及するのはもう少し先かも。

Panasonic コンパクトデジタルカメラ ルミックス LX100 4/3型センサー搭載 4K動画対応 シルバー DMC-LX100-S
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iPhoneのカメラは前後で解像度が違います
iPhone6の場合、本体の後ろについているカメラ(iSightカメラ)は1080p、液晶画面側についているカメラ(Facetimeカメラ)は720pでの撮影が可能です。
DVDの解像度は?
なお、DVDの解像度は720×480ピクセル。DVDプレーヤーが広く普及しているので配布などでよく使われますが、今となっては解像度はそんなに高くないんですね。DVD作成にはiPhoneのビデオ撮影機能で十分、とも言えそうです。
フレームレート(fps)って何?
fps(frames per second)はその動画が1秒間に何枚の画(フレーム)で構成されているかを表します。 30pは1秒間に30枚の画像、60pは1秒間に60枚の画像を再生させているという事になります。 この数が多いほど滑らかな映像になりますが、データ量はもちろん多くなります。
一般的に映画は24p(1秒間に24フレーム)で記録されています。滑らかさは若干落ちますが、映画っぽい雰囲気を出したい場合は24pで撮影するのもひとつの方法です。
iPhoneでも60fpsの撮影が可能です
iPhone6では通常30pでの撮影になりますが、設定で60p撮影をすることも可能。設定→写真とカメラ から「60fpsでビデオを撮影」にチェックを入れましょう。
また、撮影時と違うフレームレートで再生するということも出来ます。iPhoneをはじめ様々なカメラに搭載されているスローモーション記録はこれを利用したもので、例えば240pで撮影したものを30pで再生すると8倍のスローモーション動画になります。うまく使うと面白い動画が撮れそう。
まとめ
というわけで、意外と知らないビデオの用語「解像度」と「fps」について解説してみました。ビデオの用語や仕組みは話していくとキリがないんですが、とりあえず上の2点だけ知っているだけでも映像を作るときには役立つかと思います。ではでは。