新海誠監督の劇場アニメ「君の名は。」すごい人気ですねー。興行収入は事前の予想を遥かに超えて、200億に届きそうな勢い。
私も2回観に行ったけど、まだちょっと観たいなーという気になってます。中毒性しゅごい。
さて新海映画の魅力といえば、なんといっても映像美。監督インタビューでは単なる背景トレースだけでなく、光源などを色々追加して「本来ならありえない空間」を作り出しているとか。やっぱすごいね。
今回はこの「新海っぽい」画面を無謀にもスマホだけで作ってみようという、そんな記事です。
元はネットニュースにあったコレ。
こいつをさらにアレンジして作っていきます。
私はiPhoneしか持っていないのでアプリの紹介もiOSのみですが、基本同じ考え方でAndroidでもいけるんじゃないかと思います。
被写体は我らがケーズデンキスタジアム水戸。iPhoneの標準カメラアプリで撮るとこんな感じになります。まあ割と普通。
それにしてもスマホのカメラも綺麗になったよね。
B612でパステル調に撮る
撮影には先程のまとめにもありました、LINEの自撮りカメラアプリ「B612」を使います。自撮り用ですがもちろん通常のように使っても問題はありません。
B612にはたくさんの色調がプリセットされています。被写体によってかなりイメージが変わるので、色々試してみるといいかと。
どのシーンでも比較的いい感じになるのが「Heart」「Perfume」「Sweet」あたりです。
B612で撮ったのがこちら。すでにパステル調で、なんだかいい感じです。色々エフェクトを試してみて、気に入ったら保存します。
Soft★Focusでぼかしと明るさを微調整
ここからは画像の加工。まずは画像にソフトフォーカスをかけてアニメっぽくします。
意外にもソフトフォーカスに特化したアプリが少なかったんですが(被写界深度エフェクトは結構あるのよね…)、こいつは無料で仕上がりもなかなかのもの。
ぼかしや明るさの調整ができるのもいいところです。
アニメっぽくするための補正のポイントとしては
- ぼかしは最小に
- 明るさを加えてハイライトをとばす
- 全体にシアン+マゼンタを加える
- 彩度を上げる
辺りですかね。スライダーをいじって、お気に入りの画像になるまで微調整していきます。
Lens Flareで光源を追加
最後はやはりこれ、レンズフレア。
レンズフレア・ゴーストは入れすぎるとうるさくなりますが、フォトリアルな感じを出すためには不可欠な存在です。そのまんま「Lens Flare」というアプリを使います。
これだけ有料アプリですが、こういうのが好きな人は買って絶対損はないです。
プリセットが沢山用意されています。好きなフレアを選んで光の中心点を指定するだけ、とかなりお手軽。
「ANAMORPHIC」は文字通り、映画でよく使われるアナモルフィックレンズをシミュレートしています。映画っぽい雰囲気にしたい場合はこれを選ぶといいでしょう。
というわけで完成したのがこの画像。かなりそれっぽくなったと思います。どうかな?
ポイントとしては「元々フラットな建築物だとアニメっぽくなりやすい」という点かな。今回の作例も夕暮れで影がくっきり出ていたのが良かったんじゃないかと思います。逆に曇りだと難しいかもね。
ひたすら新海誠の映像美に浸かれ!
思い起こせば16年前、なかのZEROホールで「彼女と彼女の猫」を観て衝撃を受けまくり、新海監督の作品を追ってDVDも全部購入してた身としては、今回の「君の名は。」は「よくぞここまで…!」というのと「新海はワシが育てた」という気持ちでいっぱいです(ナニサマだ)。

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まあやはり最高傑作は「秒速5センチメートル」ですよね。「君の名は。」で新海監督にはじめて触れた方には是非観て欲しい。
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というわけで、「君の名は。」みたいな映像をスマホだけで作ってみる記事でした。ではでは、またー。