正月のテレビは箱根駅伝くらいしか見るものないなー、と思っていた所、好きな漫画だった「大使閣下の料理人」が1月3日にフジテレビで特番ドラマ化されるということで、ちょっと楽しみになってきました。
主人公・大沢公は大量の料理をつくる組織の歯車であることに疑問を抱き、「気持ちを届けられる料理」を目指して名門ホテル料理人を辞め、大使館公邸の料理人になることに。高級食材は簡単には手に入りにくいベトナムで、倉木大使とともに政府高官や各国大使たちとの食卓外交、またベトナムの市場の人たちとの交流を繰り広げる。
料理漫画というジャンルではありますが、いわゆるグルメの薀蓄といった描写はほとんどなく、大使館という特殊な環境の中での人間模様(場合によっては、それが国の政治を左右する事も…)がメインに描かれています。
原作の方が実際にこの役職に就いていたらしく、駆け引きの部分などのリアリティは読んでいて惹きこまれます。
原作は25巻と結構なボリュームのある話なのですが、ドラマのサイトを見る限りほんとの序盤のエピソードを扱うみたい。
主人公の公を演じるのは、嵐の櫻井翔さん。もうちょっと歳食ったイメージだったなぁ(キャラ設定としては28歳なんですけどね)。でもTOKIOがやると食材調達とか全然苦労しなそうでダメか。
また、ヒロインとしてバツイチのベトナム人のホアさんがいるんですけど彼女の出番はなく、代わりにベトナムと日本のハーフのレイ(剛力彩芽)というキャラが登場します。
うーん、ドラマでこの設定はまずかったのかなぁ。昔は「ホアさん可愛い^^」だったんたけど結婚して子供が出来ると「うわ、おんなのひとこわい(´・ω・`)」という印象が先に来る、ある意味深い設定ではあったんですけどねー。
この「大使閣下の料理人」、kindleなど電子書籍では1巻が無料で読めます。ドラマもこの部分がメインになると思うので、予習しておくのがいいかも。

- 作者: 西村ミツル,かわすみひろし
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/05
- メディア: Kindle版
- 購入: 2人 クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る

大使閣下の料理人 在ベトナム編 華麗なフレンチシェフ対決 アンコール刊行 (講談社プラチナコミックス)
- 作者: かわすみひろし,西村ミツル
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/24
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る